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先達に学べ!

2012年11月21日 | 浜コン スピン・オフ

スタニスラフ・フリステンコさん(ロシア/28才)は、現在ニューヨークにお住まいですが、かつてセルゲイ・ババヤン先生に師事していました。ババヤンさんといえば、第1回浜松国際ピアノコンクールの優勝者。今ではもうピアニストを育てる側になっています。

あの人のようになりたい!

この気持ちほど、人間を成長させてくれる思いはないのではないか。私は強くそう思っています。フリステンコさんもこの思いでババヤン先生のドアを叩いたのではないでしょうか。

フリステンコさんとお会いするのはこれが初めてではありません、第1回高松国際ピアノコンクールの取材で会いました。そして、みなさんも彼には一度ここ浜松であっている筈、2003年第5回浜松国際ピアノコンクールにも出場しているのです。連続ではありませんが、2回目の挑戦です。久々に出場した第1次予選は11月13日に演奏しました。大きい身体を折りたたむようにかがめてピアノを弾く、独特のスタイルです。

演奏を終えての感想を聞くと、

「雰囲気を楽しむことが出来ました。第1次予選は20分に収めなくてはならないので、大好きな曲で構成してみました。浜コンはとても組織がしっかりしていて、施設も立派です。ピアノのクオリティも高いし、いろいろな機会も与えてくれる。そして、何より天気がいいですね(笑)」

第2次予選に進みましたが、残念ながら第3次予選には進めませんでした。しかし、フリステンコさんは、日本ですでにたくさんのファンを獲得しており、1次で弾いたリストのスペイン狂詩曲や、2次で弾いたラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番に魅了された人たちがたくさんいらっしゃいました。

11月20日は第3次予選2日目の最初の演奏者、イリヤ・ラシュコフスキーさんの演奏を聴きに来て、友の演奏を称えました。

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「とてもよかったと思います。具体的に特にどれとは言えない、全体的なコンサートとして楽しみました」それを聞くラシュコフスキーさんも嬉しそうです。ラシュコフスキーさんとはとても仲の良いお友達、お互いに演奏の感想などを率直に言い合える仲だそうです。

そうそう、インタビューの際、しきりに浜松は天気がいいと喜ぶので気になったのですが、その理由がわかりました!

現在は音楽活動の拠点をニューヨークに移して、ピアニストとしての日々を過ごしているフリステンコさんは、アメリカで先ごろ起こったハリケーンの被害に遭っていたのです。「電気が二日間止まりましたよ!お湯が出ないし、インターネットも出来ません。夜はろうそくを灯して、暗い中でピアノを弾きました」

同じアパートの住民も同じ境遇だったでしょうから、きっと静寂な夜に流れて来たフリステンコさんのピアノを楽しんだのではないでしょうか?

奥さまはヴァイオリニスト、お二人の演奏もいいですねと言うと、「あっちはバロックですから、ハープシコードとの演奏になるわけで、私はあまりハープシコードを弾きませんから、一緒に演奏する機会はほとんどありません」

ところで、そのハリケーンの名は?

「サンディ、だったかな......」

ますますのご活躍をお祈りしています。

 

角田珠実

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