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JURY MEMBER

  • 審査委員 オルテンス・カルティエ=ブレッソン
  • 審査委員
    オルテンス・カルティエ=ブレッソン
    Hortense Cartier-Bresson
    フランス

オルテンス・カルティエ=ブレッソンは国際的な音楽シーンにおいて確立された重要な人物であり、フランス国内外で定期的に演奏会に招かれている。

ブローニュ=ビヤンクール国立高等音楽院で長年ピアノと室内楽の教鞭をとった後、2011年よりパリ国立高等音楽院のピアノ科教授に就任。この間、室内オーケストラの指揮も務めている。

1979年、偉大なピアニスト、ジョルジ・シェベックと知り合い、パリ国立高等音楽院での研鑽の後、ジェイコブズ音楽院(アメリカ・インディアナ州ブルーミントン)で彼に師事した。

1981年、ブダペストで開催されたリスト=バルトーク・コンクールで3位入賞(第1位なし)。それ以来、輝かしいキャリアがスタートし、リカルド・シャイー指揮パリ管弦楽団、アンタル・ドラティ指揮デトロイト交響楽団などの主要なオーケストラと共演し、リサイタルやソリストとして国際的なステージに立ち続けている。また室内楽奏者としても高く評価され、ロジェ・ミュラロ、ピエール・フシュヌレ、田中綾子、ラファエル・オレグ、フランソワ・サルク、グザヴィエ・ギャニュパン、ニコラ・バルディルー、エベーヌ四重奏団など多くの音楽家と共演しており、室内楽フェスティバル「Musique a la Prée」の芸術監督を務めている。

レコーディングでは、バルトーク(Accord/Universal)、ショパンの協奏曲(ピアノ五重奏版)を録音、2020年にはブラームスの作品116、117、118(Aparté Music)をリリースし、高い評価を受けている。2022年にはバッハと新ウィーン楽派(ベルク、シェーンベルク、ウェーベルン)に捧げた新録音がリリースされ、大きな反響を呼んだ。

また指導者としても注目され、フランス国内はもとより、フィンランド、スイス、ドイツ、スペインなどでもマスタークラスを開催、ベルリン芸術大学でも定期的に客員教授を務めているほか、ニースやMusicAlp(ティニュ)などでの夏期国際音楽アカデミーにも参加しており、国際コンクールの審査員としても頻繁に招かれている。