イベント情報 Event Information
〈至高の室内楽〉海老彰子×實川 風~ピアノ四重奏~
- 11/21[日]
- 14:15開場 15:00開演
17:30終演予定
アクトシティ浜松 中ホール

第8・9回浜松国際ピアノコンクールの審査委員長はじめ主要国際コンクールの審査員を歴任している海老彰子。
2015年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール第3位入賞以来、精力的に活躍する實川風。
室内楽奏者は日本を代表するメンバーで構成し、贅沢な室内楽をお届けします!
- 出演
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ピアノ /ヴァイオリン / 漆原啓子
海老彰子:第8・9回 浜松国際ピアノコンクール 審査委員長(2012・2015)
實川 風:第8回 浜松国際ピアノコンクール セミファイナリスト(2012)
ヴィオラ / 川本嘉子
チェロ / 向山佳絵子
ヴァイオリン / 川田知子
ヴィオラ / 須田祥子
チェロ / 山本裕康
Program
<第1部>
實川 風 with 川田知子&須田祥子&山本裕康
- W.A.モーツァルト:
- ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478
- シューマン:
- ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
<第2部>
海老彰子 with 漆原啓子&川本嘉子&向山佳絵子
- W.A.モーツァルト:
- ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493
- フォーレ:
- ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15
チケット情報
全席指定 S席3,000円 / A席2,000円 /
学生1,000円(24歳以下)
[ Pコード:201-135 ]
出演者プロフィール
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海老彰子
- 海老彰子(ピアノ)
- EBI Akiko (Piano)
パリと東京を拠点に活躍する、本格実力派ピアニスト。 バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーをもち、グローバルに活動するたおやかな日本人らしさを忘れない温かみのある人柄は、世界中の演奏家から厚い信頼を得ている。
東京藝術大学在学中に第41回日本音楽コンクール優勝後、フランス政府給費留学生として研鑽を積む。パリ国立高等音楽院最優秀首席卒、同研究科卒。ロン=ティボー国際コンクールで第2位グランプリと4種の特別賞をA.ルービンシュタイン氏等から受けるほか、ショパン国際コンクールの上位に入賞。 日本ゴールドディスク大賞2回、仏政府から文芸シュバリエ勲章、パリ名誉市民メダル、エクソン・モービル音楽賞本賞(日本)等を受ける。
長年、日本をはじめ欧米各国、ロシア、中国、中近東など世界36カ国で演奏活動を続け、N響、読響、都響等、ワルシャワ国立、フランス放送、モンテ・カルロ、アルゼンチン国立、英国、スロバキア、ソフィア国立等のオーケストラと共演。アルゲリッチとの2台のピアノ・デュオ・コンサートは全欧州各国や日本でもテレビ放映され、大いに好評を博した。また世界の主要コンサートホール、シャンゼリゼ劇場、プレイエル、ゲヴァントハウス、ベルリンフィルハーモニー、ウィグモア、サントリーホール等々でも演奏。 近年、後進の育成にも力を注ぎ、世界各国からマスタークラスの依頼も多い。 第8回及び第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長。ロン=ティボー等多くの主要国際音楽コンクールに審査員として携わり、第17回、また2021年に行われる第18回ショパン国際コンクールでも審査員を務める。 横浜市招待国際ピアノ演奏会企画委員長。元日本大学芸術学部大学院教授。元東京芸術大学ピアノ科客員教授。日本ショパン協会会長。 -
實川 風
- 實川 風(ピアノ)
- JITSUKAWA Kaoru (Piano)
2015年、パリのシャンゼリゼ劇場で行われたロン・ティボー・クレスパン国際コンクールにて、第3位(1位なし)、最優秀リサイタル賞、最優秀新曲演奏賞を受賞。2016年、イタリアで行われたカラーリョ国際ピアノコンクールにて第1位・聴衆賞を受賞。現在、日本の若手を代表するピアニストの一人として、国内外での演奏活動を広げる。
ソリストとしてベートーヴェンを核とした本格的なレパートリーに取り組む一方、邦人作品の新作初演などでも作曲家より信頼を寄せられている。海外の音楽祭への招待には、上海音楽祭、ソウル国際音楽祭、ノアン・ショパンナイト(フランス)・アルソノーレ(オーストリア)などがある。 東京藝術大学附属高校・東京藝術大学を首席で卒業し、同大学大学院(修士課程)修了。山田千代子、御木本澄子、多 美智子、江口玲の各氏に師事。グラーツ国立音楽大学ポストグラデュエート課程を修了。マルクス・シルマー氏に学ぶ。 -
漆原啓子
- 漆原啓子(ヴァイオリン)
- URUSHIHARA Keiko (violin)
1981年東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞した。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。1986年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。
これまで国内外での演奏旅行の他、TV出演、海外主要音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ビエロフラーヴェク等の指揮者や、ハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、ウィーン放送響等のオーケストラと共演し賛辞を浴びた。また、リサイタル、室内楽でも高い評価を得ている。
CDは数多くリリースしており、J.S.バッハの無伴奏CD(日本アコースティックレコーズ)がレコード芸術特選盤に選ばれた。また、漆原朝子との録音「無伴奏ヴァイオリン・デュオ」(日本アコースティックレコーズ)は文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。
常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。
現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。 -
川本嘉子
- 川本嘉子 (ヴィオラ)
- KAWAMOTO Yoshiko (viola)
1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)。1996年村松賞受賞。1997年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2015年東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞受賞。
ソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOI・レジデンス・クヮルテットのメンバー。1991年、東京都交響楽団への入団をきっかけにヴィオラに転向。1999年より2002年退団まで首席奏者を務めた。タングルウッド音楽祭、マールボロ音楽祭、ダボス音楽祭、サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤音楽塾、水戸室内管弦楽団、アルゲリッチ音楽祭等に参加。また、マルタ・アルゲリッチ、ユーリ・バシュメットなど世界一流のソリスト達と共演し絶賛を博している。ソリストとしては、これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ、ペーター・マークなどの著名な指揮者と共演している。
2017年よりNHK交響楽団の首席客ヴィオラ奏者を務めている。 -
向山佳絵子
- 向山佳絵子(チェロ)
- MUKOYAMA Kaeko (Cello)
東京生まれ。松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎の各氏に師事。1985年、第54回日本音楽コンクール第1位入賞。東京芸術大学を経て90年、ドイツ・リューベック国立音楽大学に留学し、ダヴィド・ゲリンガスに師事。同年、イタリアで行われた第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位受賞。87年度アリオン賞審査委員奨励賞、92年、第2回出光音楽賞受賞。
カザルスホールでの「向山佳絵子とチェロの世界」シリーズや、東京オペラシティでの連続リサイタル、各地の音楽祭への参加、JTアートホール室内楽シリーズのプランナー、ハクジュホール「チェロ・コレクション」のプロデュース、ハレー・ストリング・カルテットの一員などとして活躍し、常に話題を集めている。
また、シュタルケル、ゲリンガス、スターン、ギトリス、アルゲリッチなど世界の一流演奏家との共演も数多くこなす一方、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、大阪フィル、水戸室内管など数多くのオーケストラとも共演している他、リサイタル、室内楽にと多彩な演奏活動を繰り広げている。98年にはNHK-FMの人気番組「おしゃべりクラシック」のパーソナリティをつとめ、広い層からの支持を得た。その後もNHK-FMには度々出演、特番の司会や、生放送でリスナーのリクエストに応える等特に話題となった。最近では出演公演が、BSクラシック倶楽部等テレビでも放送されている。2013~17年まではNHK交響楽団首席チェロ奏者も務めた。
録音はソニーより「バッハ無伴奏チェロ組曲全曲」ほか5枚のCDが発売されており、収録曲はNHKスペシャルやドラマのテーマ曲、TVCM曲などに使用されている。カメラータ・トウキョウからは池辺晋一郎と三善晃のチェロ協奏曲のCDもそれぞれ発売されているほか、日本コロムビア、日本アコースティックレコーズから室内楽も発売されている。2013年には、企画した公演のライブ録音「ミラクル・チェロ・アンサンブル-12人のチェロ・アンサンブル-」がEXTONよりリリースされた。
現在、京都市立芸術大学准教授として後進の指導を務める傍ら、日本を代表する実力派チェロ奏者として活躍している。 -
川田知子
- 川田知子(ヴァイオリン)
- KAWADA Tomoko (Violin)
東京芸術大学を首席で卒業。1991年第5回シュポア国際コンクール優勝。ソリストとして国内外で活躍しているほか、コンサートミストレス、室内楽や後進の指導など多方面で活躍。2003年度第33回エクソンモービル音楽賞、洋楽部門奨励賞受賞。平成15年度国際交流基金派遣事業でトルコ及びエジプトでリサイタルを行い、2007年にはイェヌー・ヤンドゥー(ピアノ)とブダペストでデュオ演奏会を行う。チェンバロの中野振一郎他、様々な器楽奏者との共演に意欲的に取り組んでいる。マイスター・ミュージックよりCD10枚をリリース。2017年7月にバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータの新譜が発売された。2019年バッハ無伴奏全曲演奏会を行い、絶賛された。宮崎国際音楽祭には毎年参加し、ピンカス・ズーカーマンと室内楽で共演。洗足学園音楽大学講師。
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須田祥子
- 須田祥子(ヴィオラ)
- SUDA Sachiko (viola)
桐朋学園大学を首席で卒業。室谷高廣、岡田伸夫の各氏に師事。第23回ヴィットリオ・グイ国際コンクールを始めとする多数のコンクールで第1位優勝。2015年5月の「題名のない音楽会」及び2016年11月の「らららクラシック」のヴィオラ特集、同月の「題名のない音楽会」の「弦楽四重奏特集」に出演。2016年1月には「報道ステーション」で白川氷柱群の前からヴィオラだけのソロ演奏が生中継された。また、2018年6月にNHK-FM「きらクラ」の水戸での公開収録に、2020年2月には「今日は一日ビオラ三昧」にゲスト出演。
現在、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、日本センチュリー交響楽団首席客演奏者、アクロス弦楽合奏団のメンバーを務める他、ビオラ演奏集団「SDA48」を主宰。洗足学園音楽大学非常勤講師。CD「ビオラは歌う」シリーズをリリース。 -
山本裕康
- 山本裕康(チェロ)
- YAMAMOTO Hiroyasu (cello)
愛知県出身。中島顕氏にチェロの手ほどきを受け、桐朋学園大学では井上頼豊、秋津智承、山崎伸子の各氏に師事。在学中1987年第56回日本音楽コンクール第1位、第1回日本室内楽コンクール第1位など数々の受賞歴を持つ。同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科ではピュイグ・ロジェ、キジアーナ音楽院ではリッカルド・ブレンゴラーの下で研鑽を積む。
1990年東京都交響楽団首席奏者に就任。1994年退団後広島交響楽団の客演ソロ奏者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を歴任。
これまでに神奈川フィルとはハイドン、シューマン、ドヴォルザーク、グルダ、コルンゴルト、リヒャルト・シュトラウスのドン・キホーテなど多数の協奏曲をソリストとして共演し、そのどれもが好評を博した。
サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭に毎年参加、矢部達哉率いる「晴れた海のオーケストラ」の主要メンバーを務め、チェンバーソロイスツ佐世保、岐阜トリオとして毎年公演を行うなど室内楽の分野でも欠く事の出来ないチェリストとして多くの音楽家と共演している。
チェロカルテットCello Repubblicaを主宰、宮川彬良氏と教育プログラムの2人のユニットや、生まれ故郷である名古屋で「大人の室内楽研究所」を立ち上げ、地域の文化向上をライフワークとするなど、活動は多岐に渡る。2008年のバッハの無伴奏チェロ組曲全曲に続き、2012年に発表したアルバム『情景』はレコード芸術誌上で準推薦盤の評価を得た。 現在、京都市交響楽団特別首席奏者、セントラル愛知交響楽団客演首席奏。東京音楽大学専任講師、スズキ・メソッド特別講師。