JURY 審査委員

審査委員 ダン・タイ・ソン DANG Thai Son ベトナム

「生粋の音楽家」――アイザック・スターン

ダン・タイ・ソンは1980年10月にワルシャワで開催された第10回ショパン国際ピアノコンクールで第1位と金メダルを獲得し、音楽界の表舞台に躍り出た。これはトップレベルの国際コンクールにおける初のアジア人ピアニストの優勝でもあった。

ハノイで母親からピアノの手ほどきを受けた後、モスクワ音楽院でウラディーミル・ナタンソンとドミートリー・バシキーロフに師事。

ショパンコンクール優勝後は国際的ピアニストとして40カ国以上で演奏を行い、サー・ネヴィル・マリナー、ピンカス・ズーカーマン、マリス・ヤンソンス、パーヴォ・ヤルヴィ、ウラディーミル・アシュケナージの指揮のもと、フィルハーモニア管弦楽団、パリ管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリン、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、モントリオール交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団など世界一流のオーケストラと数多く共演している。

現在はオバーリン音楽院(アメリカ)で教鞭をとり、2020年9月よりニューイングランド音楽院(アメリカ)の教授陣に加わる。また、ショパン国際ピアノコンクール(2005、2010、2015年)、クリーブランド国際ピアノコンクール(アメリカ)、クララ・ハスキル国際ピアノコンクール(スイス)、ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(テルアビブ)、ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア)、モントリオール国際音楽コンクール(カナダ)、浜松国際ピアノコンクール(日本)など権威あるコンクールの審査員を務めてきた。

これまでにドイツ・グラモフォン、メロディア、ポルスキエ・ナグラニア、CBSソニー、アナレクタ、ビクターJVC、国立ショパン研究所のレーベルから録音作品を発表している。
2003年、伝記「ショパンに愛されたピアニスト―ダン・タイ・ソン物語」がヤマハミュージックメディアより刊行。
2016年、カナダ、ケベック州でオーパス賞(ベスト・コンサート・オブ・ザ・イヤー部門)受賞。
2017年にはウラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団との共演によるパデレフスキ作品集のCDがレスムジカ誌(フランス、パリ)の「今月の一枚」に選ばれた。
2018年9月、ポーランド文化省より文化功労賞の金メダルを受章。

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