GREETING ご挨拶

第11回浜松国際ピアノコンクール
実行委員会会長

浜松市長 鈴木 康友 SUZUKI Yasutomo

この度の新型コロナウイルスの感染拡大により、ご苦労をされているすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。一日でも早くこの事態が収束し、平穏な日々の生活を取り戻せるよう心から願っております。

浜松国際ピアノコンクールは、1991年の浜松市制80周年を記念して、楽器と音楽のまちの歴史と伝統を誇るにふさわしい国際的文化事業としてスタートしました。世界を目指すピアニストの育成と日頃の研鑽の成果を発表する場の提供、世界音楽文化の振興、国際交流の推進を目的として、以後、3年ごとに開催しております。

今回11回目となります本コンクールは、これまでの歴史の中で、多くの入賞者が著名なコンクールで優勝や上位入賞を果たすなど、世界で活躍するピアニストを輩出しており、国内外から高い評価をいただくコンクールへと成長してまいりました。前回第10回コンクールにおいても大変優秀なコンテスタントによる熱演が繰り広げられ、優勝したジャン・チャクムルさんの優勝者ツアーも、これまでに国内・海外で27公演が実施され、大変好評をいただきました。チャクムルさんはツアー以外でも世界中で精力的に演奏活動を行っており、浜松から世界に羽ばたいたピアニストとして、今後の活躍が大いに期待されるところです。

「第11回浜松国際ピアノコンクール」は、前回に引き続き小川典子審査委員長のもと、2021年11月12日から11月29日に開催いたします。

浜松市は、ユネスコ創造都市ネットワーク音楽分野の加盟都市として「音楽の都・浜松」を世界に向けて発信しながら、世界の音楽文化の発展に貢献していくとともに、コンクールの更なる飛躍に努めてまいりますので、皆さま方の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。

第11回浜松国際ピアノコンクール
審査委員長

小川 典子 OGAWA Noriko

2020年は、世界が思いもかけぬ出来事に見舞われてしまいました。
厳しい状況のなかにいらっしゃる多くの方々にお見舞いを申し上げるとともに、音楽芸術はこれからも存在し続けることを信じて、皆様へ、ご挨拶申し上げます。

日本製ピアノの生まれ故郷で行われる浜松国際ピアノコンクールが、2021年11月に第11回を迎えることになりました。コンクール開催にむけてお力添えくださる多くの皆様に、深く御礼を申し上げます。
何も予測できない事態に見舞われた2020年を経験している私たちにとり、第11回のコンクールは、真に、新しい時代を担う国際ピアノコンクールになることでしょう。

世界に誇るHAMAMATSUが、新しい世代を担う音楽家たちにふさわしいものである、その特徴をご紹介いたします。

浜松国際ピアノコンクールは、出場者一人ひとりにベストを尽くして頂くための会場作りからピアノの調整、そして出場者を舞台へ送り出すためのサポート体制に定評があり、どのコンクールにも勝るものと考えております。第一次予選から生演奏でしっかり聴きたい、と言う姿勢をつらぬき、約100名の応募者に参加していただける用意が出来ております。このことが、最終的に、より信頼できる結果につながると言う信念を持っております。課題は、第二次予選の川島素晴作曲の委嘱作品に加え、各ラウンドのレパートリー表に邦人作品を入れ、日本ピアノ界に名を刻む名曲をお楽しみいただけるようにいたしました。

審査員は、会期中すべての演奏を聴かせていただきます。第11回も、世界的ピアニスト、深い見識を持つ教授、音楽業界最前線に立つエグゼクティブ、浜松国際コンクール優勝者、現役で活躍中の優秀な音楽家、全員が国際コンクール審査経験の豊富なメンバーで構成いたしました。より確かな、より公平な審査をめざし、真剣に演奏に向かい合うことをお約束いたします。

また、HAMAMATSUで入賞をしたら直ちにプロフェッショナルとして演奏活動を始めて頂けるよう、そして自分の手でピアノの道を切り開いていけるよう、演奏会やCD録音など、はばたきのお手伝いのための体制づくりも強化しております。

コンクール期間中は、浜松市の皆様にご協力いただき、地域活動も開催いたします。21世紀の音楽家にとって、コミュニティと連携する場は、音楽づくりの大切な活動範囲です。皆様には、優秀な才能を間近にお楽しみ頂く絶好の場をご提供できると確信しております。そして、コミュニティと連携する場は、多くの出場者にとって、音楽家としての存在意義を認識できる、素晴らしい場となります。

心のこもった「浜松のおもてなし」に支えられ、出場者たちは、輝くような演奏をつぎつぎと披露してくれることでしょう。ピアノの音色の祭典を、皆様と共に味わいたいと思います。

第11回浜松国際ピアノコンクールが、多くの出場者にとってピアニストとしての飛躍の機会になるよう、そして、世界中の音楽ファンの皆様と、ともに音楽を楽しむ喜びと感動を共有できる機会になりますことを、心から願っております。