ファイナル第1日目【演奏後コメント】

2015.12.06|オフィシャルレポート

ファイナル演奏後のコンテスタントにお話を聞きました。


◇アレクセイ・メリニコフさん(ロシア)

─その後、風邪は大丈夫ですか?

まあまあ大丈夫です。


─演奏を終えてのご感想は?

緊張しました。指揮者もオーケストラもすばらしかったです。演奏していると、どうしてもエモーショナルになりすぎるときがあったのですが、そういうときに指揮者とオーケストラが助けてくれました。何回か救われました(笑)。


─ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏している間は、どんなことを考えていましたか?

この作品はとても壮大な作品で、すべてのことを表現しているので、なんと言ったらいいか考えてしまいましたが......。悲劇的だけれど、同時に楽観的な作品だと思っています。


─全てのステージを終えて、今何がしたいですか?

......タバコが吸いたい!


─なにかもうちょっと詩的な回答を期待していたのですが(笑)。


......とってもタバコが吸いたい、何か食べたい、たくさん寝たい、です(笑)。


(美味しいものを食べて、タバコを吸って、ビールでも飲みたいなと言いながら帰っていきました。どうかゆっくり休んでください!)



◇ダニエル・シューさん(アメリカ)

─演奏を終えて、今の気分は?

いろいろな感情がありますが、まずは安心しました。そして幸せです。あとは感謝でいっぱいです。


─これまで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をオーケストラと弾いた経験は?

ゼロです。今回が初めて。オーケストラとの共演経験自体は、まあ、何度かあります。


─今年はいろいろなコンクールがありましたが、浜松コンクールを受けた理由は?

確かに、僕の友達の多くはショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールを受けていました。この前のショパンコンクールで、2人の友達が3位と4位になりました......ケイトとエリックです(笑)。僕は、日本に親しみを感じていたのと、これまで行ったことがなかったので、日本のみなさんの前で演奏してみたいと思ったというのが大きなモチベーションでした。

僕の両親は台湾にルーツがありますが、早くからアメリカに移っていて、僕自身もアメリカで生まれ育っています、不運にも。あ、幸運にも、か(笑)? 今はカーティス音楽院で勉強していますが、育ったのはカリフォルニアです。チーズバーガーと脂っこい食べ物が名物ですよ!


─ところで今日、リハーサルの前にホールの近くで会ったときイヤホンで何かを聴いていましたよね。何を聴いていたのですか?

ラフマニノフの3番の協奏曲を聴いていました。マツーエフとゲルギエフ、マリインスキィ劇場オーケストラの録音です。僕は弾けないから嫉妬して聴いていたの!......というのは、冗談です(笑)。


(ここまで3回ほどインタビューを重ねてきてようやく気が付きましたが、シュー君のジョークはちょっと変です!←いい意味で。シュールというか、なんというか)



◇アレクサンデル・ガジェヴさん(イタリア)

─オーケストラ、指揮者はいかがでしたか?

すばらしかったです。指揮者の高関さんはとても正確な音楽家でした。最初のミーティングで、彼にピアノとオーケストラとの会話にかかわる部分について僕のリクエストをいくつか伝えました。あまりはっきりした言い方でなかったかもしれないけれど、彼は同意してくれて、彼独自のアイデアも提案してくれ、こうして完璧なコンビネーションを見つけました。その結果が、今日の演奏です。


─プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番についてはどんなイメージを持っていますか?

とてもポジティブな作品だと思っています。軽い演劇のようなものではなくて、とても重い作品です。なかでも、終楽章がハ長調のコーダで終わるところに、ポジティブなものを感じます。そして3楽章のリリカルな部分では、壮大なメロディとパッセージにロシアの魂を感じます。にぎやかさがあり、同時に怒りというか、残虐さというか、そういうものがあるところがおもしろい作品。それでも最後はポジティブに終わるところが好きなんです。


─日本で演奏するのは初めてということですが。

はい、アジアで演奏するのも初めてです。驚いているのは、お客さんたちの年齢層が若いということ。イタリアでもザルツブルクでも、お客さんの年齢はもっとずっと高いですよ。音楽を学ぶ学生たちは、全然コンサートに行きませんから。ここでは若い人が音楽を聴きに来ていて、すごいと思いました。


(今日はお友達の応援がなかったからか、すましたクールバージョンのガジェヴさんでした!)


文 ・ 高坂はる香






















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2015.12.06
ファイナル第1日目【演奏後コメント】

ファイナル演奏後のコンテスタントにお話を聞きました。


◇アレクセイ・メリニコフさん(ロシア)

─その後、風邪は大丈夫ですか?

まあまあ大丈夫です。


─演奏を終えてのご感想は?

緊張しました。指揮者もオーケストラもすばらしかったです。演奏していると、どうしてもエモーショナルになりすぎるときがあったのですが、そういうときに指揮者とオーケストラが助けてくれました。何回か救われました(笑)。


─ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏している間は、どんなことを考えていましたか?

この作品はとても壮大な作品で、すべてのことを表現しているので、なんと言ったらいいか考えてしまいましたが......。悲劇的だけれど、同時に楽観的な作品だと思っています。


─全てのステージを終えて、今何がしたいですか?

......タバコが吸いたい!


─なにかもうちょっと詩的な回答を期待していたのですが(笑)。


......とってもタバコが吸いたい、何か食べたい、たくさん寝たい、です(笑)。


(美味しいものを食べて、タバコを吸って、ビールでも飲みたいなと言いながら帰っていきました。どうかゆっくり休んでください!)



◇ダニエル・シューさん(アメリカ)

─演奏を終えて、今の気分は?

いろいろな感情がありますが、まずは安心しました。そして幸せです。あとは感謝でいっぱいです。


─これまで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をオーケストラと弾いた経験は?

ゼロです。今回が初めて。オーケストラとの共演経験自体は、まあ、何度かあります。


─今年はいろいろなコンクールがありましたが、浜松コンクールを受けた理由は?

確かに、僕の友達の多くはショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールを受けていました。この前のショパンコンクールで、2人の友達が3位と4位になりました......ケイトとエリックです(笑)。僕は、日本に親しみを感じていたのと、これまで行ったことがなかったので、日本のみなさんの前で演奏してみたいと思ったというのが大きなモチベーションでした。

僕の両親は台湾にルーツがありますが、早くからアメリカに移っていて、僕自身もアメリカで生まれ育っています、不運にも。あ、幸運にも、か(笑)? 今はカーティス音楽院で勉強していますが、育ったのはカリフォルニアです。チーズバーガーと脂っこい食べ物が名物ですよ!


─ところで今日、リハーサルの前にホールの近くで会ったときイヤホンで何かを聴いていましたよね。何を聴いていたのですか?

ラフマニノフの3番の協奏曲を聴いていました。マツーエフとゲルギエフ、マリインスキィ劇場オーケストラの録音です。僕は弾けないから嫉妬して聴いていたの!......というのは、冗談です(笑)。


(ここまで3回ほどインタビューを重ねてきてようやく気が付きましたが、シュー君のジョークはちょっと変です!←いい意味で。シュールというか、なんというか)



◇アレクサンデル・ガジェヴさん(イタリア)

─オーケストラ、指揮者はいかがでしたか?

すばらしかったです。指揮者の高関さんはとても正確な音楽家でした。最初のミーティングで、彼にピアノとオーケストラとの会話にかかわる部分について僕のリクエストをいくつか伝えました。あまりはっきりした言い方でなかったかもしれないけれど、彼は同意してくれて、彼独自のアイデアも提案してくれ、こうして完璧なコンビネーションを見つけました。その結果が、今日の演奏です。


─プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番についてはどんなイメージを持っていますか?

とてもポジティブな作品だと思っています。軽い演劇のようなものではなくて、とても重い作品です。なかでも、終楽章がハ長調のコーダで終わるところに、ポジティブなものを感じます。そして3楽章のリリカルな部分では、壮大なメロディとパッセージにロシアの魂を感じます。にぎやかさがあり、同時に怒りというか、残虐さというか、そういうものがあるところがおもしろい作品。それでも最後はポジティブに終わるところが好きなんです。


─日本で演奏するのは初めてということですが。

はい、アジアで演奏するのも初めてです。驚いているのは、お客さんたちの年齢層が若いということ。イタリアでもザルツブルクでも、お客さんの年齢はもっとずっと高いですよ。音楽を学ぶ学生たちは、全然コンサートに行きませんから。ここでは若い人が音楽を聴きに来ていて、すごいと思いました。


(今日はお友達の応援がなかったからか、すましたクールバージョンのガジェヴさんでした!)


文 ・ 高坂はる香






















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