• 第7回コンクール概要
  • トピックス
  • スタッフレポート

チョ・ソンジン、まだ18才

2012年11月10日 | 浜コン スピン・オフ

11月9日、前回の覇者チョ・ソンジンさんを招いての第8回浜松国際ピアノコンクール オープニングコンサートが開催されました。平日の昼間にもかかわらず多くの方にお越しいただき、感謝申し上げます。

20121110012so.jpg

それにしても彼の演奏の素晴らしさはため息が出るほどでした。確かなタッチから生まれるクリアな音。この3年間でいったい彼はどのようにして自信をつけていったのでしょう。もちろんこの浜コンに優勝したことが自信の裏付けにあることは言うまでもありません。そして加えて、第14回チャイコフスキー国際コンクールの第3位入賞でさらに自信が確信に変わっていったことでしょう。

前半最後の演奏、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第2番を弾き終えてステージを去る時は演奏への満足感からでしょうか、軽やかな足取りでした。

後半の演奏も見事でした。ベートーヴェンからラヴェルへと曲想の違いを楽しむゆとりさえ感じたほどです。

アンコールで弾いた2曲は、以下のとおり。
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」からの10の小品OP.75。
"モンタギュー家とキャピュレット家"
シューマン  :「幻想小曲集」よりOP.12
"なぜ"

そのアンコールでは、緩急投げ分けるピッチャーのように対照的な2曲でメリハリをつけました。そして、手をピアノに向けてアンコールはこれで終わりというようなジェスチャーをした後、感謝の気持ちを正面、左右の3方向にお辞儀をして表しました。

そして本日は野外ステージ、ソラモにおけるコンクール開催記念トーク&ミニコンサートで、前日リサイタルで披露した曲を含め5曲を演奏。リサイタルでは演奏されなかったショパンの「英雄」は圧巻!オーロラビジョンに映し出される演奏中の鬼気迫る表情と、トークで見せる穏やかな表情のギャップに、会場にいたみなさんも魅了されたようでした。司会者にどんなことを考えながら演奏しているのかと聞かれ、「作曲家が、どのような考えでこの曲を作ったのかを探りながら弾いています」

落ち着いた立居振舞。彼はまだ18才ですが、すでに堂々としたプロフェッショナルです。

そんな彼を祝福するかのように、リサイタルでも本日のソラモでも、彼は素晴らしい聴衆にも恵まれました。満席に近い聴衆が微動だにせず、彼の演奏に聴き入っている姿を一番後ろの席から見ていた私は、彼の演奏にも、聴きに来てくださっていたみなさんにも感動していたのです。彼をここまでに育てたのは彼の努力と才能もさることながら、この聴衆ではないかと思えたのでした。

20121110008so.jpg

本日の午後1時半から第一次予選が始まりましたが、今回チョ・ソンジンさんからのバトンを引き継ぐのは誰でしょうか。ご期待ください。

角田珠実

  • 一覧へ戻る

主催

  • 浜松市
  • 浜松市文化振興財団

特別協賛

  • ANA
  • 遠鉄グループ
  • JR東海
  • KAWAI
  • Roland Foudation
  • 三立製菓株式会社
  • YAMAHA
〒430-7790 静岡県浜松市中区板屋町111-1 公益財団法人浜松市文化振興財団内  TEL:053-451-1148  FAX:053-451-1123
MAIL : info@hipic.jp URL : http://www.hipic.jp
Copyright (c) Hamamatsu International Piano Competition.
All rights reserved.
Powerd By Ultraworks