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ベートーヴェンの遺言

2012年11月10日 | 浜コン スピン・オフ

第一次予選の課題曲の中にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのソナタより第1楽章または第1楽章を含む複数の楽章。ただし、シューベルトの場合、即興曲も含むとあります。それでコンテスタントがどの作曲家を選んだかといいますと、73名中41名の方がベートーヴェンを選んでおります。第3次予選、本選でベートーヴェンの曲を弾く人もいますから、さらにその数は増えるわけです。相変わらず人気の高い作曲家です。

実は、私はベートーヴェンはどういうわけか聴いていると堅苦しい気がして、あまり好きではありませんでした。アメリカ人の友人と、作曲家では誰が好きかという話になって、私がベートーヴェンが好きではないことを告げると、その友人はびっくりして、「ベートーヴェンを好きじゃない人がいるなんて、信じられない!」とご立腹気味でした。それくらい人々の心をつかんでいる作曲家ではないでしょうか。その後、私も成長したのか、堅苦しいと思っていたものが風格と感じるようになり、荘厳な響きが聴いていて心地よく、今では積極的に聴くようになりました。

こんな話を聞いたことがあります。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」についての話です。

ベートーヴェンは、自分が死んだ後もこの曲が演奏されることがわかっていたというのです。相当自信があったのでしょう、事実その通りになりました。楽譜には細かいことまで書き残していたと言われています。

それゆえ演奏はベートーヴェンが書き記した楽譜通りに演奏すべきであって、後に楽譜にいろいろな記号を書き加えることは、遺言を書き換えたに等しいというわけです。

そんなワルトシュタインを第1楽章のみではありますが、3人のコンテスタントが演奏してくれます。

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ロマン・マルチノフさんが11月11日、渡辺友理さんと實川 風さんが13日に、「ワルトシュタイン」第1楽章を演奏します。ベートーヴェンに思いを馳せながら、ベートーヴェンの遺言どおりの演奏を期待して聴いてみたいと思っています。

角田珠実

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