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大きな期待をさらに越えてくる! チョ・ソンジンさんリサイタル

2012年11月 9日|スタッフレポート

2009年第7回コンクール、15歳での史上最年少優勝から3年。音楽的にも、そして身長も大きく成長した(さらにお顔立ちがスリムに大人っぽくなった)チョ・ソンジンさんのピアノリサイタルが行われました。

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生誕150年ということでプログラムに入れたというドビュッシーでは、みずみずしく美しい音が存分に活かされ、ところどころでユーモラスなセンスが光ります。9月からパリに留学したことも、その瀟洒な表現に磨きをかけたのかもしれません。プロコフィエフのピアノソナタ第2番は、リズミカルでありながらも滑らかな表現が新鮮な印象。「あまり演奏される機会がないがとても好きな作品」というだけあって、ソンジンさんが自らの解釈で、大きな世界を描いたという印象。

 そして得意のレパートリーを揃えたという後半の演奏が圧巻でした。ベートーヴェンのソナタ第31番は、しなやかで力強く、どこまでも明るく励ましてくれるような美しい演奏。宙へ昇華してゆくようなクライマックスが大きな余韻を残しました。そして続くラ・ヴァルスは、自由自在に、見事に作品を手の内に入れた演奏を聴かせます。色彩感鮮やかな作品を演奏させると、とびきりの力を発揮するピアニストだとつくづく。こちらが抱く大きな期待をさらに越えるダイナミックなピアノで魅了してくれました。

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 温かい浜松の聴衆の拍手に応え、ソンジンさんはアンコールを演奏してくれました。拍手の中彼がピアノに向かうと、客席から喜びのどよめきがあがります。まずは、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」。これがまた、身体を跳ねさせての熱演。プロコフィエフへの共感がにじむような生き生きとした表現が、強い印象を残しました。鳴りやまぬ拍手に応えて演奏した2曲目では、一変、シューマンの幻想小曲集Op.12より「なぜ」をしっとりと歌い上げます。美しい余韻と共に演奏会の幕を閉じました。


高坂はる香

 

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