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【舞台裏から】指揮者に聞く~井上道義さん

2012年11月23日|スタッフレポート

本選のステージ。ファイナリストたちは、井上道義指揮東京交響楽団と共演します。当然、本選進出者が発表される瞬間まで演奏曲目は決定しないので、 指揮者とオーケストラは実質、曲目が決定した翌日昼にはもうリハーサルに入ることになります。大変な仕事です。今回、ブラームスの1番が2人いる以外は曲目がばらついたので、5種類の協奏曲が演奏されることになります。

2日間で6人のファイナリスト全員とのリハーサルを終えた本選指揮者の井上道義さんにお話を伺いました。

 

─最初に浜松コンクール本選指揮のお話を聞いたときは、どう思われましたか?

最初はよく意味がわからなくて、審査委員をやって指揮もするのかと思ったんですよ。審査委員長の海老彰子さんは、ずいぶん昔から知っています。もう25年も 前ですね。サンソン・フランソワの夫人ジョゼットのお宅にいつもいろいろなアーティストが集まっていたのですが、彼女の家に行くと海老さんがいて、良くそこで顔を合わせていました。海老さんは、良いと思ったら良い、嫌と思ったら嫌という、本当に裏表のない方です。そんな彼女から頼まれたので、引き受けよう と思いました。

─コンクールの指揮には、普段とはまた違った気遣いが必要なのではないかと想像します。

そうですね、違うところが少しあるとすれば、この場では、僕とアーティストのぶつかり合いはしたくないと思っているということ。ピアニストの持つものは、賛成しようがしまいが、全部受け入れようと思っています。

─室内楽共演者の方々もおっしゃっていましたが、そうすると、少々不完全燃焼のようなところもあるのでしょうか?

確かに本当の意味の演奏会のあり方とは違うかもしれません。でも逆に言えば、指揮者とオーケストラやソリストがぶつかって、指揮者がやりたいことをやってし まうのは最低の演奏会です。だから普通はとことんやれるところまでやって妥協点を見つける。妥協できなければどちらかが辞める。……でも今回は辞めてはだめですからね。どちらにしても、このステージまで残っている方々は、そんなことにはならないレベルのピアニストです。

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─実際に演奏されて、ピアニストたちの印象はいかがですか?

とても良いと思います。良いコンクールだということです。コンクールで指揮をするのは初めてで、他のコンクールとの比較はわかりませんが。

─オーケストラの反応が良いソリストとは、どんな人ですか?

やりたいことがはっきりしていて、音が飛んでくる人です。

─それでは、井上さんが共演していて心に火がつくようなソリストは?

今回も、力があっておもしろいピアニストがいます。あとは、元気いっぱいのピアニスト、また、考え抜かれた演奏で、つけやすいピアニストもいますね。
 

高坂はる香

 

 

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