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【第2次予選審査結果発表】コンクールはひとりの優勝者を選ぶためのものではない

2012年11月18日|スタッフレポート

 第2次予選のステージでは池辺晋一郎氏による日本人委嘱作品「ゆさぶれ 青い梢を ─ピアノのために」が課題のひとつとなっていました。3日間にわたり、この新作について、24名24通りの解釈が披露されたわけです。このステージでは、そんな“現代作品の演奏能力”も評価の対象となりました。

 予定されていた19時から遅れること約30分。審査委員団が登場し、最初に、委嘱作品作曲家の池辺晋一郎氏からのお話がありました。
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「第2次予選すべての演奏を聴くことはできませんでしたが、昨日の午後と今日で14人の演奏を聴かせてもらいました。この作品は、ペダリングを始めとする指示は最低限必要なことだけを書いてあり、その他は演奏者の自由となっています。演奏家による判断材料が多く、それだけ演奏に変化と幅が出る作品です。聴衆の方々も、それぞれで曲の雰囲気がだいぶ違うということをお感じになったのではないかと思います。僕自身は、その中のどれが選ばれるのかには関わっていないのでわかりません。これが自分の演奏だというものをやってほしいという想いで聴いて、皆さんの表現を楽しみました」

 続いて、審査結果発表の前に海老彰子審査委員長からコンテスタントにむけて激励の言葉が送られました。
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「今日この会場にもいらしている(国際コンクール評論家の)グスタフ・アーリンクさんの本の中に、世界で初めての国際コンクールは1890年に行われ、そのコンクールではブゾーニが優勝しているという記述があります。続く1905年のコンクール入賞者には、バックハウスとバルトークもいました。

 私が望むのは、この浜松コンクールからもそうしたすばらしいピアニストがたくさん出てほしいということです。市民のみなさんの協力により、多くの資金をかけて開催されるこのコンクールです。たったひとりの優勝者を選ぶためのものではありません。音楽によってみんなが力を合わせ、ポジティブなエネルギーを与え合うということが、すばらしいのです。

 それからもうひとつ。人はいつまでも勉強することができます。人生が続く限り、成長し続けることができるということです。名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプも60歳になってから技術を変えたという話があるほどです。もしもここで次のステージに通らなくても、前に進み続けてください」

 
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 そして、結果のアナウンスを待つ人々に、海老審査委員長より第3次予選に進むコンテスタントの名前が読み上げられました。スタート時の73名から、ついに12名にまで絞られました。

第3次予選は、モーツァルトの室内楽とリサイタルという課題です。18日、早朝から順に12名全員がリハーサルを行い、19日からの2日間にわたるステージに備えます。
 
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高坂はる香

 

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