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本選指揮者大友直人さんインタビュー

2009年11月21日|トピックス

持って生まれた感性や資質を充分活かし、のびのび進んでほしい
第4回、第5回そして第7回の今回で、浜松コンクール本選での指揮は3回目となる大友直人さんに、お話を伺った。

大友直人さん ---ファイナリストとのリハーサルの感触はいかがですか?
 水準が高いと思います。ここまで勝ち残ってこられただけの何か強いものをお持ちですね。


---コンクールで指揮をされるときに気をつけていらっしゃることは?
 基本的には通常のコンサートと同じように最高の音楽を創るよう取り組んでいます。ただ、みなさん若くたくさんの経験がない方が多いですし、評価されるという特別なプレッシャーがあるはずですから、私としては、そういった緊張を取り除いて、落ちついて弾ける状況を作る、そして指揮者やオーケストラに気を遣いすぎず、ピアニストがやりたい音楽が出せるような空気感を作ることを心がけていますね。


--- 同じ作品を異なるソリストで一度に何回も演奏することはコンクールならではだと思いますが、こうした状況で気をつけることはあるのでしょうか?
 基本的には、1回1回真剣に真摯な演奏をするという姿勢でいるだけです。出てくる音楽はソリストによって自ずと異なりますから。その人のカラーや個性に対応して一緒に演奏することは、オーケストラにとってはコンクールで演奏する楽しみのひとつです。


---下限の年齢制限がないこともあり、今回も年齢差のあるコンテスタントが競い合うことになります。
 コンクールに限らず音楽の世界には年齢の差は関係ありません。その人が創るそのままの音楽を楽しむ。若ければ経験のかわりに新鮮さや爽やかさで音楽が豊かなものとなることもある。そして、どれくらい説得力のある魅力的な演奏をできるかが重要です。バックグラウンドは忘れて、その人の演奏を聴くことが大切でしょう。


---本選ではオーケストラとのコミュニケーション能力も演奏に影響すると思いますが、オーケストラはどのようなソリストに魅力を感じるものなのでしょうか。
 出場者と同様オーケストラも良い演奏をしたいという姿勢でリハーサルに臨みます。ただ、最低限、自然な形でのコミュニケーションの能力や柔軟性は必要です。ピアニストとして生きていくならば、常にさまざまなオーケストラや指揮者と一緒に演奏をしなくてはいけないのですから。それは愛想がいいとか、お世辞やジョークが上手ということではなく、自然体で人と接していられるということが大事だと思います。それにプラスして、演奏しているうちに、音楽を通して出てくる信頼感、安定感、音色のすばらしさが感じられると、大きいですね。


---これから音楽の道に進む若いピアニストに、どのような意識や心構えを持ってほしいと思われますか?
 クラシック音楽は、演奏家から演奏家へと引き継がれ、評価され続けてきた音楽ですから、こうした先人の創り上げた良い意味での伝統をまずは大事にしてほしいと思います。そして、持って生まれた感性や資質を充分活かし、のびのび生きていってもらいたい。さらに、音楽の世界は、音楽を聴いてくださる方がいて、一緒に時間と空間を共有し、幸せな時間を重ねていくものですから、常に社会の中での音楽の役割を意識していてほしいとも思います。リストやショパン、ラフマニノフやパガニーニなど、楽器の名手たちは、自ら時代の新しい作品を創り、演奏して多くの人に愛されました。このように、新しい作品を自分たちが創り上げ、人に望まれ、感動していただくという、真に創造的な活動を積極的におこなっていただきたいなと思います。そういう情熱や活力が、今、必要だと思いますね。

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