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予備審査、新しい試み

2009年9月22日|トピックス

6月、東京都内でおこなわれた予備審査の様子

 これまでで初の試みとなる、DVD映像による審査方法が導入された今回。審査は、中村紘子審査委員長に加え、本大会でも審査員を務める若林顕氏、また予備審査のみの審査を担当する浜松出身の石井克典氏によって、6月上旬、5日間にわたって都内でおこなわれた。
 前回までの予備審査は、書類選考ののち、選考に漏れた希望者を対象に海外オーディションをおこなって、最終的な参加承認者を決定していた。かつて、第5回の最高位ラファウ・ブレハッチがこのウィーンオーディションから発掘されたことからも、このオーディションの意義は尊重されてきていたが、今回からは演奏を録画したDVDによる審査を導入し、もれなく応募者全員の演奏を審査するという新しい方法の導入が決まった。
 初めての試みということで、その審査の現場にお邪魔し、審査方法についての意見、感想をうかがった。

中村紘子(審査委員長、ピアニスト)
-----今回もアジアからのコンテスタントが目立ったそうですが。
 昨年の経済恐慌の影響もあってか、ヨーロッパのコンテスタントが少々来づらかったようで、旅費も安くすむからか、中国や台湾、韓国のコンテスタントがより目立ちました。
-----DVDによる審査をされて、いかがでしたか?
 また、浜松ではDVD審査という形式をとるのは今回が初めてで、いろいろなことが勉強になったと思います。まず、応募者それぞれに、録音がよく録れている人もいれば、音が割れてしまって聴きにくい人もいたりと、状況がまちまちでした。例えその人がいいピアニストでも、あまり録音の状況が悪いと、評価すらできないという悩みがあります。ただ、それも含めて応募してくる人の責任ではあります。世界各地でオーディションをするのが無理ならば、以前クライバーンコンクールでおこなわれていたように、クルーを組んで各地でDVDを撮り、審査をするほうが望ましいでしょう。そうすれば、録音の状態がある程度公平になると思います。
-----審査は何を基準に判断されましたか?
 1次予選のステージで演奏を披露するレベルに達している人という基準で審査しました。国際的なお祭りでもありますから、なるべく世界のいろいろな地域の人に参加していただきたいという想いもありましたね。229人から約100名を選ぶので、それほど厳しい関門というわけではありませんから、好意的な目で審査をするように心掛けました。

若林 顕(審査員、ピアニスト、桐朋学園大学特任教授、同大学院教授)
-----どのようなコンテスタントを評価されましたか?
 こうした形で大量の録音を審査するという経験はこれまであまりありませんでしたから、最初は評価にあたっての一定レベルのラインを引くのに苦労しました。ただ、基礎的なテクニックは、課題曲のソナタやエチュードですぐにわかります。また、こんなふうに弾きたいという明確なビジョンを持って弾いている人の演奏からは、なんとなく感じるものがありますから、そういうコンテスタントが出てくると嬉しいですね。そのあたりを見て、評価に反映させていきました。

石井克典(ピアニスト、東京音楽大学准教授)
-----DVDによる審査をされて、いかがでしたか?
 楽器やホールの環境によって、また事情によっては自分の部屋で録音している人もいますから、本当に音響がまちまちでした。それをふまえたうえで想像しながら聴かなくてはいけなかったのが、少し大変でしたね。
-----審査ではどのようなポイントを見ましたか?
 基本的なことが一瞬にしてすべてわかる課題曲になっているので、その中でそのコンテスタントが何を言いたいのかを探して、聴き、審査をしていきました。

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