
2006年に東京と浜松で開催し、各方面から絶賛されたフォルテピアノと弦楽アンサンブルによるショパン・コンサートの再演です。
19世紀後半に巨大な管弦楽作品としてのピアノ協奏曲が生まれる前には、ピアノ協奏曲は弦楽の伴奏による室内楽として楽しまれることが多く、それはピアノ協奏曲の19世紀的魅力であり、19世紀的楽しみ方でした。
浜松市楽器博物館所蔵の1830年製プレイエル・ピアノと弦楽五重奏という室内楽版で聴くピアノ協奏曲は、フル・オーケストラ版では味わえない、ピアノと弦との繊細な融和、語らいが聴き所。
ショパンが生涯愛したフランス・パリ、プレイエルのフォルテピアノの、絹のような凛とした美しい音色を堪能してください。

約180年前、ショパンの時代にパリで作られた、 ショパンが愛奏したメーカーのピアノが、浜松にあるのをご存じでしょうか。
浜松市楽器博物館が所蔵する1830年のプレイエル製のピアノです。
この楽器が第7回浜松国際ピアノコンクール関連イベントのコンサートで、 ショパンの名曲《ピアノ協奏曲第1番》《ノクターン》などを響かせます。
ショパンのピアノ曲は、浜松国際ピアノコンクールでもそうですが、 現代のピアノで演奏されることがほとんどで、
彼の時代のピアノでどのように響いたのか確かめる機会はほとんどありません。当時のピアノは現代のピアノとは音色がずいぶん異なっていて、
現代のピアノでは表現できないような 「ショパンの香り」を聴くことができます。このような演奏会は日本のみならず海外でもごくわずかしかありません。
当日のピアノ独奏は18-19世紀の歴史的ピアノの演奏で知られる小倉貴久子。 小倉がこれまでに浜松市楽器博物館のプレイエルを使って収録したCDは、 国内だけでなく海外でも高く評価されています。
ピアノコンクールと言うとピアニストの競争ばかりにスポットがあたりますが、この催しは浜松の「鳴り響く文化財」を活用した当市ならではのもの。 コンクールを契機に浜松独自のコンテンツを世界に向けて発信しようとしています。浜松でしか体験できない貴重な演奏会にどうぞご注目下さい。

東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞を得て首席卒業。1988年第3回日本モーツァルト音楽コンクール ピアノ部門で第1位を受賞。1993年ブルージュ国際古楽コンクール アンサンブル部門で第1位を受賞(トリオ・ファン・ベートーヴェン)。1995年には同コンクール フォルテピアノ部門で第1位と聴衆賞を受賞。帰国後は、各回ごとにテーマを定めた室内楽演奏会『音楽の玉手箱』や『ベートーヴェンをめぐる女性たち』、『モーツァルトの生きた時代』などのユニークなコンサートシリーズを展開。これまでCDを20枚以上リリース。『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれるなどの評価を得ている。東京藝術大学古楽科でフォルテピアノの非常勤講師を勤める。
東京藝術大学大学院修了。フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール「山梨」第1位。1999年ブルージュ国際古楽コンクール ソロ部門第1位。現在、「オーケストラ・シンポシオン」のコンサートマスター、「エルデーディ弦楽四重奏団」「ラ・フェート・ギャラント」「ラ・バンド・サンパ」」など数多くの室内楽グループのメンバーとしても活動中。愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学非常勤講師。
1989年東京藝術大学卒業。同声会主催の卒業演奏会に出演。同年、新日本フィルハーモニー交響楽団にフェアシュピーラーとして入団。同オーケストラと数回ソリストとして共演する。1991年にKISA弦楽四重奏団を結成し、ロンドンのアマデウスクァルテットに師事。1996年大阪国際室内楽コンクールに入選。同年、新日本フィルを退団。現在、東京フィルハーモニー交響楽団の首席奏者。また、ソロ、室内楽、スタジオレコーディング等で活躍中。
東京藝術大学大学院博士課程室内楽科に在籍中。各地の音楽祭、オーケストラの客演首席奏者として活躍する他、オリジナル楽器奏者としても「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・シンポシオン」等で活躍している。作・編曲、即興演奏なども手がける。
東京藝術大学及びベルリン芸術大学卒業、後にカールスルーエ音楽大学に学ぶ。第50回日本音楽コンクール チェロ部門第3位入賞。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団首席チェリスト、「エルデーディ弦楽四重奏団」のメンバー。東京藝術大学及び武蔵野音楽大学非常勤講師。
東京藝術大学大学院修士課程修了。オーケストラ・室内楽奏者としてだけでなく、異ジャンルのアンサンブルにも参加し、多方面で活躍している。作・編曲、指揮も手掛け、その作品は東京交響楽団等で演奏されている。2003年より弦楽専門誌「ストリングス」で誌上レッスンを連載。「ラ・バンド・サンパ」「リベラ・クラシカ」等古楽器アンサンブルにも参加、古楽器演奏にも活動を広げている。東京藝術大学及びミュージック&メディアアーツ尚美、講師。2009年11月20日(金)
アクトシティ浜松中ホール
[開場] 17:45 [開演] 19:00
※18:00~プレトーク:小岩信治
(プレトークは英語通訳付き)
一般2,000円
学生1,000円
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2009年8月1日