コンクールひとり
浜コンにその国または地域から、たった一人で参加している「コンクールひとり」さんが12人います。
まずお一人目の「コンクールひとり」さんは、ボリビアからいらっしゃったミサエル・メヒアさん、17才。ボリビアにはラパス国立音楽院があって、メヒアさんもそこで学んでいますが、国全体ではあまりクラシック音楽が根付いている状況ではないようです。コンサートホールもそう多くはないし、そのような中、メヒアさんが5才でピアノを始めた時、音楽好きな父親が、ボリビアでは大変高価なドイツ製のピアノを工面して買ってくれました。
彼は2008年、ブランカ・ボンテス国際ピアノコンクールで第1位を取っていますが、浜コンのように大きな国際コンクールは初めてと言います。一番びっくりしているのは、自分の弾くピアノをカワイ、スタインウェイ、ヤマハの3つの中から選べるということでした。
今回母親と一緒に日本へ来ましたが、コンクールの方で飛行機代を一部援助してくれたとはいえ、二人で4000ドルと高額で、さらに日本の物価が自国とは大違いで、コンクール側が用意してくれた食費やホテルの素晴らしさに感激していました。今回の浜コン出場が彼にとっていい経験として活きてくれればいいなと願います。
さて、二人目の「コンクールひとり」さんは、シンガポールからいらっしゃったチータム トミー・シアさん、20才。彼はちょっと異色です。3才の時にヴァイオリンを始め、それから2年後にピアノも始めます。そして現在、彼は西オーストラリア大学に通っていますが、そこで勉強しているのはエンジニアリングです。つまり学業とピアノを両立しているわけですね。やがて、どちらかに決める日が来るかもしれません。いずれにせよ、ずっと音楽はやめないで欲しいものです
三人目の「コンクールひとり」さんは、カザフスタンからいらっしゃったスタニスラフ・ヘガイさん、24才。カザフスタンの音楽事情をうかがうと、音楽学校が意外と多いのだそうで、才能のある子供たちのための特別な学校もあり、音楽の環境は整っているようです。現在は韓国国立芸術大学に通っており、韓国にお住まいです。

その他、
-アレクシーア・ムーサさん(ギリシャ/20才)
-ナタポル・タンティカーンさん(タイ/22才)
-イブラヒム・ヤジさん(スーダン/24才)
-クアン・シェンユエンさん(台湾/27才)
-アナ・キピアニさん(グルジア/15才)
-ヴァレリー・ゴルデスさん(イスラエル/18才)
-シルヴァン・ネグルシュさん(ルーマニア/25才)
-ギンタラス・ヤヌセーヴィチュスさん(リトアニア/24才)
-タミーラ・サリムジャーノワさん(ウズベキスタン/17才)
本日、1次予選通過者の発表があり、コンクールひとりさんの中から、次の3人の方が通過されました、おめでとうございます。
*シルヴァン・ネグルシュさん
*ギンタラス・ヤヌセーヴィチュスさん
*タミーラ・サリムジャーノワさん
私は12人の劇団ひとりさん、ではなくてコンクールひとりさんを、これからも応援します!
角田珠実







