ザ・ベストテン
コンクールですから、演奏する曲にも時間にも制約があり、その中で自分の演奏を披露しなければならないので、起こり得ることかもしれませんが、意外によく聴く曲がいくつかありました。はっきりと数えていないため、ここは「あ、またこの曲ね!」と反応する頻度が高かった曲、ザ・ベストテンを私の独断と偏見でやらせていただきたいと思います。
F.リスト:メフィスト・ワルツ (第1次予選グループ)
M.バラキレフ:イスラメイ (第1次予選グループ)
F.J.ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 第1楽章(第1次予選グループ)
F.ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 「英雄」(第1次予選グループ)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 変ロ短調(第1次予選グループ)
A.スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 「悲愴」(第2次予選グループ)
F.ショパン:練習曲 イ短調「木枯らし」(第2次予選グループ)
F.ショパン:練習曲 変ト長調「黒鍵」(第2次予選グループ)
M.ムソルグスキー:展覧会の絵(第3次予選グループ)
F.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(第3次予選グループ)
ザ・ベストテンとはいえ、どれも名曲、順位はつけられません。予選順に並べてみました。第3次予選の曲は、まだ間に合います。是非聴きに会場へいらして下さい。
この中で、印象的だったのは、ハイドンのソナタです。変ホ長調の他に、ヘ長調やハ長調などのソナタを演奏した出場者もいました。ふだんはベートーヴェンやモーツァルトの陰に隠れて、あまり人気の無い感は否めない作曲家ですが、今大会においては意外と存在感があったように思います。出場者にも「ハイドンって、意外といいな」と思った方が多いようです。そして、私もその一人です。これをきっかけにハイドン・ブームが来るかもしれません。
そして、今週のスポットライト~♪
次の3曲は、実はドミートリ・オニシチェンコさんが、第3次予選に進んでいれば弾く予定でした。3次で弾くレパトワ(repertoire)としては、私の一押し、私が一番聴きたかった曲です。仕事を忘れて(?)、聴き惚れようとずっとワクワクしていたのです。すべて自分のお気に入りの曲を聴けるというのは、リサイタルでもなかなか無いものです。幸い、シューマンのクライスレリアーナはホ・ジェウォンさんが2次予選での『謝肉祭』に続いて弾いてくれるので、楽しみです。ジェウォンさんも私と同じく、シューマンが大好きとのこと、「今度、シューマンクラブでも作りましょうか(笑)」と話しているところです。
J.S.バッハ/F.ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調
R.シューマン:クライスレリアーナ
S.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 「戦争ソナタ」
いよいよ17日から第3次予選が始まりますが、あなたの好きな曲を演奏してくれる出場者はどなたですか?
角田珠実







