鈴木 康友 (第9回浜松国際ピアノコンクール実行委員会会長 / 浜松市長)

鈴木 康友 (第9回浜松国際ピアノコンクール実行委員会会長 / 浜松市長)

第9回浜松国際ピアノコンクール実行委員会会長
浜松市長
鈴木 康友
SUZUKI Yasutomo

 浜松国際ピアノコンクールは、1991年の浜松市制80周年を記念して、楽器と音楽のまちの歴史と伝統を誇るにふさわしい国際的文化事業としてスタートしました。
 そして、世界を目指している多くのピアニストの育成と日頃の研鑽の成果を発表する場の提供、世界の音楽文化の振興、国際交流の推進を目的として、以後3年毎に開催しております。 
 前回第8回のコンクールでは、出場年齢制限の引き上げや3次予選での室内楽の導入、入賞者披露演奏会の東京公演の実施など多くの新たな試みを実施したことにより、より成熟したコンクールとなったとの評価をいただきました。
 また、優勝者のイリヤ・ラシュコフスキーさんのツアーも国内・海外で25公演実施され大変盛況であり、フランス・パリでの追加公演も決定いたしました。浜松から世界にはばたくピアニストとして今後の活躍が大いに期待されます。
 さて、「第9回浜松国際ピアノコンクール」は、平成27年11月21日から12月8日にかけて開催されます。現在浜松市は「ユネスコ創造都市ネットワーク」の音楽部門の加盟を目指しています。第9回コンクールでは加盟を念頭に、浜松市の主要な音楽文化事業としての役割と使命を果たすべく、「最終目標としてのコンクール」へ発展するよう努めるとともに、世界に向けて「音楽の都・浜松」を発信していきますので、皆様方のより一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

海老 彰子(第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長)

海老 彰子(第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長)

第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長
海老 彰子
EBI Akiko

 3年に一度行われる音楽の祭典、浜松国際ピアノコンクールが開かれる運びとなりました。今回は世界中からどのようなピアニスト達が集まって来る事でしょう?
 文字通り日毎に技術革新が進み、益々便利になってきているこの社会に在って、機械に頼ることが出来ない演奏芸術は、安直さを微塵だに受けつけず個々の人間そのものが表われる貴重な文化です。本来、芸術は甲乙つけられるものではありませんが、コンクールという性格上、どうしても順位というものが決められます。才能ある若きピアニスト達を応援鼓舞する目的で作られたコンクールを是非ともこの浜松で、得難い音楽的そして豊かな人間的経験を得て、皆様それぞれの人生の糧としてその後の人生に邁進して戴けるように、と願ってやみません。将来に向けて自己を更に充実させる飛躍の場として、持てる才能の華を浜松で大いに咲かせて下さい。
 多勢の市民ボランティアの方々、そして浜松市、浜松市文化振興財団ほか、多くの各方面の皆様方から絶大なご支援を受けておりますことを、深く感謝致しております。
 「音楽の都・浜松」挙げてのこの文化事業は、平和で安定した世界情勢が根底に在ってこそ実現出来るものです。この音楽の祭典に携わる全ての皆様に、有意義で豊かな時間を過ごして戴けますよう、催しが成功裡に終わることを深く祈っております。


プロフィール  30年来、日本をはじめ、欧州各国、米国、カナダ、ラテンアメリカ、ロシア、中国、中近東、エジプトなど世界30ヶ国で国際的な演奏家として音楽祭、テレビ・ラジオ放送、CD録音にと精力的に活躍中。  東京藝術大学1年在学中、第41回日本音楽コンクールで優勝。パリ国立高等音楽院を最優秀首席で卒業後、同研究科を卒業。ロン=ティボー国際コンクールで第2位グランプリと4種の特別賞をA.ルービンシュタイン氏等から受ける。また、第10回ショパン国際コンクールで4位なしの5位入賞を果たす。日本ショパン協会賞、日本ゴールドディスク大賞2回、仏政府から文芸シュバリエ勲章及びパリ名誉市民メダルを、またエクソン・モービル音楽賞本賞(日本)等を受ける。  スクロヴァチェフスキー、シナイスキー、ヤノフスキー、フルネ、コシュラー、グシュルバウアー、フォスター、ベルゲル、カルデロン、ブリュッヘン、井上道義、佐渡裕、小林研一郎他、多くの指揮者と共に、NHK、読売日本、東京都、日本フィルハーモニー、新日本フィルハーモニー、札幌、関西、広島、九州等の各交響楽団、フランス放送、モンテカルロ、ワルシャワ国立、スロヴァキア、ルクセンブルク等各フィルハーモニー管弦楽団、アルゼンチン国立交響楽団、ラトヴィア、英国 等のオーケストラと共演。室内楽ではイヴリー・ギトリス、オーギュスタン・デュメ、レジス・パスキエ、アルト・ノラス、ゴティエ・カプソン、豊田弓乃、アンジェラ・ヒューイット、ミッシェル・ダルベルト、モラゲス五重奏団、パリジ四重奏団、ヴィアノヴァ四重奏団と数多く共演。
 近年公演したマルタ・アルゲリッチ女史との2台ピアノ演奏の模様は、世界各国のテレビで繰り返し放映されている。ヴェルビエ、ラロックダンテロン、ルガノ、マントン、カンヌ、ニューヨークIKIF、テキサス、ソルトレークシティ、ドゥシュニキ、エネスコ、エヒテルナッハ、フォルジュルネ(ナント・東京・ 新潟・リスボン)、ブエノスアイレス、トレド、マドリード、東京、別府等の各音楽祭での活躍も目覚ましい。ベルリンフィルハーモニー、ゲヴァントハウス、 シャンゼリゼ劇場、サル・プレイエル、ウィグモアホール、コロン劇場、サントリーホール等主要ホールでの演奏多数。
 1838年製エラールで録音したショパンの前奏曲と即興曲全集のCDがワルシャワで2012年春に完成。フューメ作品集(世界初演)、ウェーベルン、フランク、ピエルネの「ピアノと弦楽のための五重奏曲」、大江光ピアノ作品など、11枚のCD録音がある。楽譜では「ラヴェル全ピアノ作品集」(全3巻)、書籍では「アルド・チッコリーニ わが人生」(日本語訳)などを出版。(全音楽譜出版社)
 日本を代表する国際ピアニストの一人として、世界のピアノ界から信任が厚く、各国からマスタークラスや国際ピアノコンクールの審査依頼も多い。元東京藝術大学ピアノ科客員教授、元日本大学芸術学部大学院教授。日本ショパン協会理事。横浜市招待国際ピアノ演奏会実行委員長も務める。師は遠藤比佐子、小島準子、岡村梨影、永井進、松浦豊明、安川加壽子、チッコリーニ、ラロッシュ、ケントナー、ハンゼン、ツェラー、ペルルミュテール。

一柳 慧(第9回浜松国際ピアノコンクール運営委員長)

一柳 慧(第9回浜松国際ピアノコンクール運営委員長)

第9回浜松国際ピアノコンクール運営委員長
一柳 慧
ICHIYANAGI Toshi

 1991年に第1回浜松国際ピアノコンクールが開催されてからすでに約四半世紀が過ぎ、今回第9回浜松国際ピアノコンクールが2015年に開催されます。
 私は2003年の第5回浜松国際ピアノコンクールに審査委員・課題曲委嘱作品作曲家としてこのコンクールに参加して以来、長年にわたり本コンクールを当事者、時には第三者という立場から見続けてまいりました。
 この10年余、浜松国際ピアノコンクールは常に新しい試みを取り入れてきました。審査委員によるマスタークラスの実施や当時としてはめずらしかった映像配信の導入、そして前回コンクールにおける室内楽曲の採用など、本コンクールはめざましく成長を続け、世界有数のピアノコンクールとして国内外から高い評価と信頼を獲得するに至りました。現状に甘んじないその姿勢を私も評価します。
 今回、私は運営委員長という立場で初めて浜松国際ピアノコンクールに携わりますが、作曲家として、またピアニストとして、幅広い視点をコンクールの運営に反映しつつ、次世代のコンクール像を浜松市と共に創りあげていけることができればと考えております。
 第9回コンクールでは、課題曲委嘱作品作曲家が2名おります。これは出場者たちが自由な選択肢のもと、自分の音楽的多様性を発揮できるようにという意図から私が提唱しました。この意志を酌んで、独創性あふれる多くのピアニストが第9回浜松国際ピアノコンクールに応募してくれることを私は願っております。


プロフィール  神戸出身。作曲家、ピアニスト。
 10代で2度毎日音楽コンクール(現日本音楽コンクール)作曲部門第1位受賞。19歳で渡米、ニューヨークでジョン・ケージらと実験的音楽活動を展開し1961年に帰国。偶然性の導入や図形楽譜を用いた作品で、様々な分野に強い影響を与える。これまでに尾高賞を4回、フランス文化勲章、毎日芸術賞、京都音楽大賞、サントリー音楽賞、紫綬褒章、旭日小綬章など受賞多数。作品は文化庁委嘱オペラ「モモ」(1995)や、新国立劇場委嘱オペラ「光」(2003)、神奈川県文化財団委嘱オペラ「愛の白夜」(2006)の他、8曲の交響曲、9曲の協奏曲、室内楽作品、電子コンピューター音楽、他に「往還楽」「雪の岸、風の根」「邂逅」などの雅楽、声明を中心とした大型の伝統音楽など多岐にわたっており、音楽の空間性を追求した独自の作風による作品を発表し続けている。作品は国内のオーケストラはもとより、フランス・ナショナル、イギリス・BBC、スイス・トーンハレ、ノルウェー・オスロ・フィルなどにより世界各国で演奏されている。
 現在、公益財団法人神奈川芸術文化財団芸術総監督。また、正倉院や古代中国ペルシャの復元楽器を中心にとしたアンサンブル「千年の響き」の芸術監督。2008年文化功労者。

主催

  • 浜松市
  • 浜松市文化振興財団

特別協賛

  • ANA
  • 遠鉄グループ
  • JR東海
  • KAWAI
  • Roland Foudation
  • 三立製菓株式会社
  • YAMAHA
〒430-7790 静岡県浜松市中区板屋町111-1 公益財団法人浜松市文化振興財団内  TEL:053-451-1148  FAX:053-451-1123
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