浜松国際ピアノコンクール

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ご挨拶

鈴木 康友 (第8回浜松国際ピアノコンクール実行委員会会長 / 浜松市長)

鈴木 康友 SUZUKI Yasutomo

第8回浜松国際ピアノコンクール実行委員会会長
鈴木 康友SUZUKI Yasutomo
浜松市長

浜松国際ピアノコンクールは,1991年の浜松市制80周年を記念して、楽器と音楽のまちの歴史と伝統を誇るにふさわしい国際的文化事業としてスタートしました。
そして、世界を目指している多くのピアニストの育成と日頃の研鑽の成果を発表する場の提供、世界の音楽文化の振興,国際交流の推進を目的として、以後3年毎に開催しております。

このコンクールの入賞者は、以後様々なコンクールで優勝しており、世界各国で活躍をしております。コンクールが若手ピアニストの登竜門として世界的に大変注目されているのもこのためだと思われます。

最近の入賞者では第5回の最高位者であるアレクサンダー・コブリンさんが第12回ヴァンクライヴァーン国際ピアノコンクールで優勝、同じく最高位のラファウ・ブレハッチさんは第15回ショパンコンクールで優勝を飾っております。また、第6回優勝者のアレクセイ・ゴルラッチさんはダブリン国際ピアノコンクール2009で優勝、 前回第7回優勝者のチョ・ソンジンさんはまだ16歳という若さながら、世界の名だたるオーケストラとの共演やソロリサイタルを行う等、今後の活躍を期待しております。

さて、「第8回浜松国際ピアノコンクール」は、平成24年11月10日から11月24日にかけて開催されます。今回は、第二次予選に池辺晋一郎先生による新課題曲や新たに第三次予選で取り入れた室内楽等、聴き所見どころがたくさんございます。

さらに、このピアノコンクールは日本だけでなく、世界に向けて映像を配信していきます。
今度の東日本大震災で被災された人々や多くの国の人々にお届けしたいと思いますので、皆さま方のより一層のご協力をお願い申し上げます。

海老 彰子 (審査委員長)

海老 彰子 EBI Akiko

審査委員長
海老 彰子EBI Akiko
日本

1991年に始まった浜松国際ピアノコンクールは現在に至るまで、この催し物に携わられました皆様の非常な努力・ご尽力によって、世界のピアノ界に誇る若者の音楽祭典に成長いたしました。このコンクールから輩出された若いピアニスト達のその後の国際的な活躍が、このコンクールの高い水準を証明しておりましょう。貴重なこの歴史を継承しつつ、音楽祭典として更に充実した新しいページを開くべく、皆様の多大なご協力を得ながら、共に努力致したく存じます。

人間の感受性は人それぞれに多彩です。芸術とコンクールは両立し得るでしょうか?
コンクールの定義は、才能ある優秀な人を選出し、その技の優劣を競い合う場であります。しかし、音楽コンクールを狭義に捉えるのではなく、人生の長い時間的視野をまず考えの前提に入れ、音楽家として、また更に人間的成長を促す絶好の機会として捉えて頂き、大いに世界の若いピアニスト達に参加していただければ幸いです。コンクールに参加することがどれほど大変であるかよく理解いたしております。しかしそれを実行することにより、自ずから時間の使い方を学びますし、コンクール開催中には素晴らしい「出会い」があります。その出会いは、時にはそれぞれの人達の将来の宝になることもあるでしょう。

最近、日本の若者の内向き志向が取り沙汰されておりますが、日本に居ながらにしてダイナミックに流動する国際的な場を経験できる又とない好機を是非、多くの日本の若いピアニストの方々にも体験していただき、ひとり一人の参加者にとって、意義ある幸せな時間を創り出して頂けたらと希望致します。コンクールは究極的に、一人の優勝者を選び出して終了するものではありますが、健全な考え方に基づけば、必ず全ての参加者に何らかの考える動機を与え、以降の精神的栄養をもたらしてくれるものと信じます。

音楽というものは、コンクールより何倍もの大きな許容量があるということを、聴衆も企画側の私達も深く理解しております。その上で行われるこのコンクール、ピアニストの一人としてご協力賜ります全ての方々への感謝の念はたえません。皆様から愛される催しとなることを願っております。

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