

ホアキン・ソリアーノは、スペイン・バレンシアでマセンテ教授に教えを受けた後、パリ国立高等音楽院のヴラド・ペルルミュテール教授に、
ヴィーンではアルフレッド・ブレンデルに師事する。ヴェルチェッリ国際ピアノコンクール(1位)、ハエン国際コンクール(1位)、
カゼッラ国際ピアノコンクール(2位)など数多くのコンクールでの成功が、国際的ピアニストとして活躍する導火線となり、以後、
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、スペイン国立管弦楽団、イタリア放送協会(RAI)交響楽団、フランス国立放送管弦楽団、
ギュルゼニッヒ管弦楽団、ロンドン交響楽団、イギリス室内管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、マンチェスターハレ管弦楽団、
ローザンヌ室内合奏団、カメラータ・ヴァルソヴィア、ニューヨーク室内管弦楽団他多数の世界有数のオーケストラとの協演を実現させてきた。
また、ソリストとして、グラナダやサンタンデール、マントンを始め、アヌシー、モンペリエ、サント、カヴァラ、サンクト・ペテルブルク、
ブリスベン等、数多くの音楽祭や芸術際にて演奏している。
1978年には、ヴァイオリニストのP. レオン、チェリストのP. コロストーラとTrio de Madridを結成。スペイン内外で人気を博し、
ヨーロッパ各地での演奏旅行を経て、遂にケネディーセンターにてアメリカデビューを果たす。彼らの演奏はアメリカ本土からメキシコにまで範囲を広げ、
この活動は今日の音楽界で主要な位置を占める室内楽の先駆けとなった。
ソロでのレコーディングは、アルベニス、グラナドス、シューベルト/リスト「ウイーンの夜会」全曲、リスト、ショパン、
トゥリーナ室内楽全曲及びシンフォニックラプソディー等がある。また、イギリス室内管弦楽団との協演で、
「スペインの庭の夜」およびファリャの「クラヴサン協奏曲」をレコーディングしている。2000年には、
フリューベック指揮により国立スペイン交響楽団と「スペインの庭の夜」の新バージョンのレコーディングを行っている。
マスタークラスでは、その卓越した指導力がヨーロッパ、アメリカ、オセアニア、アジアで評判となり、米国ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽学校、
パリ・ヤマハ国際センター、ドイツ・フリブール、ハノーファー、シュリッツ、シュツットガルト大学、イタリアのイモラやフィエーゾレ、
米国サンフランシスコ、モスクワ、オースチン大学、浜松、上海、ブリスベンなどで定期的に教鞭を執っている。また、
2007年よりザルツブルグのモーツァルテウム大学サマーアカデミーで指導にあたる。
コンクール審査員も数多く務め、チャイコフスキー国際コンクール、ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(副審査委員長)、
ロン=ティボー国際音楽コンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、マリア・カラス国際コンクール(審査委員長)、
浜松国際ピアノアカデミー、ブゾーニ国際ピアノコンクール、ロンドン国際ピアノコンクール、リーズ国際ピアノコンクール、
AXAダブリン国際ピアノコンクール、サンタンデール国際ピアノコンクールなど主要国際コンクール審査員として活躍してきた。
スペイン・バレンシアで開催されるホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクールでは芸術監督を務める。
現在マドリード王立音楽院教授。サン・フェルナンド芸術院及びスペイン協会会員。芸術金賞(Gold Medal of Fine Arts)、
フランス芸術文化勲章(French Order of Arts and Letters)、パリ市賞(Medal of the City of Paris)を受賞。またリトアニア共和国からも勲章を授与されている。
古典の伝承を2005年から踏まえながら、新しい音楽を取り入れる進取の姿勢で、音楽家、教授、国際的審査員としてのエネルギッシュな活動は止むことはない。
エウテルペー財団(Eutherpe Foundation)の協力者でもある。