

ポーランドで最も有名なピアニストであり大学教授であるピョートル・パレチニは、ワルシャワのショパン音楽アカデミーでヤン・エキエル教授に師事して卒業。
その後1968年より5つの国際コンクールでトップ入賞を果たしている。また、第8回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールでは、
彼が弾いたショパンの「ポロネーズ」が最高の演奏と絶賛され、特別賞を受賞、国際的な舞台で一躍脚光を浴びることとなる。以後、シカゴ交響楽団、アメリカ交響楽団、
ロイヤル・フィル、コンセルトヘボウ管弦楽団、BBC交響楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、読売日本交響楽団、
イタリア放送協会(RAI)交響楽団、ローマのサンタ・チェチーリア管弦楽団等5大陸の主要オーケストラと、カーネギーホール、その他のアメリカのコンサートホール、
ロンドン・ロイヤルフェスティバルホール、東京サントリー・ホール、オペラシティといった世界有数のステージで協演を重ねてきた。
彼は名教授としても知られており、世界各地のマスタークラスにて後進の育成に尽力してきた。また、ワルシャワ(ショパン国際ピアノコンクール)、
パリ、サンタンデル、東京、浜松、プラハ、カサブランカ、キッツィンゲン、台北、クリーヴランド、ロンドン、ジュネーヴ、ロサンゼルス、
モスクワ(チャイコフスキー国際ピアノコンクール)など世界各都市で行われる国際ピアノコンクールで度々審査員を務める。
レコーディングにも精力的に取組み、EMI、BBCクラシック、ナクソス、ポニー・キャニオンをはじめ様々なレコード会社で数多くのCD録音を行ってきた。
レパートリーは、ポーランド人の作曲家による作品を中心としたもので、世界中から大反響を得る。この功績により、「プラチナ・ディスク」を含む多くの賞が授与されている。
彼の同輩たちは、「彼こそがショパンを蘇らせるピアニスト」であると評したが、まさにその言葉がピッタリである。
彼には多くの肩書きがあるが、世界で最も歴史のあるポーランドのドゥシニキ・ズドルィで開催される「国際ショパン音楽祭」およびパデレフスキー国際ピアノコンクールの芸術監督であり、
ワルシャワ・ショパン音楽院のピアノクラスを率いる教授でもある。ピアニストとしては、
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団結成100周年記念ガラ・コンサートにソリストとして招待され好評を得た。
彼のこうした芸術における類まれな功績に対し、「ポーランド再生大勲章」(Commander’s Cross of the Order of Polonia)やメキシコの「アギラ・アステカ勲章」
(Mexican Order of the Aguila Azteca)など、ポーランド内外からメダルが授与されており、2005年9月には、ポーランド政府より「文化勲功グロリア・アルティス黄金勲章 」
(‘Meritorious for Culture-Gloria Artis’ Gold Medal)が授与された。