

パリ国立高等音楽院、ついでジュネーヴ音楽院の教授として知られた、ドミニク・メルレは、異例な名声を誇る演奏家・音楽家である。
ジャン・ロジェ=デュカス、ナディア・ブーランジェおよびルイス・ヒルトブラントに師事。パリ国立高等音楽院で3度プルミエ・プリを与えられ、
ジュネーヴ国際ピアノコンクールではマルタ・アルゲリッチと同時優勝という快挙を遂げた。
演奏家としての国際的キャリアは、シャルル・ミュンシュ、ポール・パレー、アルミン・ジョルダン、セルジウ・コミッショーナ、リチャード・ヒコックス、
佐渡 裕、クリスティアン・マンデール等の著名な指揮者たちと協演を重ねてきたことにより培われたものである。
レコーディング分野では「フランス・ディスク大賞」及び「ディアパソン・ドール」(Diapason d'Or−diapason誌の主催する賞で金賞、ヨーロッパで最高賞)に輝いている。
また、世界中で頻繁にリサイタルを開催し、マスタークラスやレクチャーを行っていて、後進の育成に尽力し、多くの弟子が、リーズ、ロン=ティボー、
東京、ジーナ・バッカウアー、ダブリン、ミュンヘン、ジュネーヴ、上海、ワルシャワ、クリーヴランド等の世界の主要なコンクールで入賞を果たし、
彼にとってかけがえのない財産となっている。
これまでに、ワルシャワ、リーズ、ヴィーン、ダブリン、ミュンヘン、東京、クリーヴランド、上海等、世界の主要ピアノコンクールで審査員としても活躍。
現在EPTAヨーロッパ・ピアノ教育連盟の名誉会長及びナディア & リリー・ブーランジェ国際財団会長でもある。これまでの功績が認められ、
フランス文化省より「芸術文化オフィシエ勲章」(Officier des Arts et des Lettres)が授与されている。