

ファニー・ウォーターマンはピアノ教育界の重鎮である。イギリス・リーズ生まれ。著名なピアニスト、作曲家、教師のトビアス・マサイに手ほどきを受け、
後に、英国王立音楽院奨学生の時、名ピアニスト、シリル・スミスに師事する。演奏家として顕著なキャリアを積んだ後、教えることが天職であると感じる。
長年に渡り、5大陸においてマスタークラスを行い、テレビやラジオにも出演。マリオン・ヘアウッドとともにまとめた教本集「ファニー・ウォーターマン/マリオン・ヘアウッドの
ピアノレッスン」は現在30巻にのぼる。
1963年、マリオン・ソープ(当時ヘアウッド伯爵夫人)、そして彼女の夫である故Dr. J. D. カイザーとの協力のもと、
現在世界で最も重要な国際ピアノコンクールの一つとして認められている「リーズ国際ピアノコンクール」を創設。
ここ30年間、彼女はモスクワのチャイコフスキー国際コンクール、ヴィーンのベートーヴェン国際ピアノコンクール、ライプチヒの国際バッハピアノコンクール、
そして彼女が会長を務めた、ビニャ・デル・マール(チリ)のルイス・シガール国際音楽コンクール、中国(上海)国際ピアノコンクール等、100回以上にわたり、
世界各国の様々なピアノコンクールの審査員を務めてきた。2008年には南アフリカのユニサ国際音楽コンクールでも審査員を務めた。また彼女の生徒にはリーズ、
チャイコフスキー、ルービンシュタイン、ブゾーニ、ジュネーブのコンクールでの入賞者もいる。
彼女の音楽に対する貢献が認められ、1971年にはOBE賞(名誉大英勲章第四位)、1999年にはCBE賞(名誉大英勲章第三位)を受賞、
その後2005年には,大英帝国二等勲爵士を受賞した。リーズ大学、リーズ・メトロポリタン大学及びとヨーク大学から名誉教授、そして英国王立音楽大学から特別研究員の称号を与えられる。
また2002年には、9年間副会長を務めてきた国際音楽コンクール世界連盟から生涯功労賞受ける。2001年初頭、
音楽家会法人協会は彼女の音楽への多大な貢献に対し名誉音楽家賞を贈与。また、2004年には最高の名誉であるリーズ市公民権章を受けた。
ハロゲート・ロイヤル・ホール復元トラストでは名誉副会長を務める。2008年12月には病気や障害を持つ子供達を支援する慈善団体、
英国バラエティー・クラブのヨークシャー支部より功労賞が授与されている。近年、ヨークシャーおよびリンカーンシャー州のLMN(Live Music Now)の後援者となった。