浜松国際ピアノコンクール/THE HAMAMATSU INTERNATIONAL PIANO COMPETITION


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スタッフレポート

学校訪問コンサート(浜松市立南部中学校)

 今回の目玉の一つでもあるスクールコンサートが11月15日(日)、南部中学校を皮切りに始まった。当初希望校は15校あったが、ご多分に漏れず新型インフルエンザの影響で12校に減ってしまった。

 南部中学校へは、イタリア人のNo.88フランチェスカ・ヴィダルさんとNo.5アンジェロ・アルチリオーネさんが訪れた。普段体育館のステージに置かれているピアノを、この日のために前日じっくりと調律して、当日の朝、そして直前にも拾いをして、万全で望んでくれた。

 12時に学校へ到着し、校長先生とお話した後体育館ステージで指慣らしを。この日は参観会を行っており、4時間目の途中。体育館では体育の授業中。幕を引いたステージ上での指慣らしとなった。

舞台上で記念撮影

 その後ホームステイ先のお嬢さんのクラスでグループに入って給食。この日のメニューは、米飯・カレー・小魚と大豆の入り煮・塩昆布入サラダ・牛乳・みかん。カレーとみかんは完食したが、小魚と昆布は・・・。でもおいしい!と。牛乳を2人とも残したので聞いてみたところ、牛乳は朝飲むが昼には飲まないと・・・。

 生徒達は何か話そうと一生懸命。「好きなものは何か?」って何ていうの?と英語の教科書を開いたり、年齢は?おいしい?と英語で聞いていた。彼らは生徒と一緒に給食を食べたことが、うれしかったようだ。そして、いよいよコンサート。

ホームステイ先のお嬢さんのクラスでグループに入って給食

 無垢材を豊富に使用し木の香りがする体育館には生徒670人がずら~と整列し彼らを拍手で迎えた。アンジェロは黒のブラウスに黒のパンツ、フランチェスカは金色の髪に黒のドレスという出で立ち。拍手の中2人は壇上へ。そして校長先生から2人の紹介後音楽の先生から音楽ミニ講座。

 いよいよアンジェロの演奏が始まった。1曲目はショパンの「幻想ポロネーズ」会場はシーンとし、みんな聞き入っていた。私の今までイメージしていた体育館のピアノから何と素敵な音色が・・・。まるでピアノが変身したかのような・・・。ただ、隣の道路を走る車の音が気になる時もあったが、誰一人無駄話をすることもなく4曲目が終わった。その後彼への質問が。練習は何時間するの→1日6時間。コンクール前は8時間。(すごい!)浜松のピアノコンクールの印象は→組織がしっかりしていて皆さん親切。日本が好き。(うれしいコメント)

 続いてフランチェスカの演奏。シューマンの4つの夜曲(18分)の後に質問。プロになろうと思ったのはいつ→みんなと同じ12・13歳頃。ピアノを演奏して楽しいと思うことは→練習そのものが楽しい。大切なのはテクニックを磨くのではなく、音楽を楽しむこと。(かすが!!)
そして、ドビュッシー、ショパン、ラフマニノフの演奏が終わり、2人に質問。日本の印象についてアンジェロは、文化の違いに驚かされる。特にイタリアの学校では静かに聴いてくれない。学校でコンサートができるなんて信じられない。フランチェスカは、日本人は親切で礼儀正しい。日本食も好き(寿司・お刺身)。うなぎも食べてみたい。

 スクールコンサートはいかがでしたかの質問にアンジェロ→大きな学校でたくさんの人の前でコンサートができてよかった。フランチェスカは静かに聴いてくれ、ピアノの状態も良くうれしかった。

 最後に生徒会の代表者からお礼の花束を頂き、大きな拍手に送られて退室。
ほとんどの生徒が初めて聴く曲ばかりだったが、校長先生からは本物を聴く体験が大切とお礼を言われた。