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ピアノコンクールにかける想い〜記者発表より〜[2006.06.15]

ピアノコンクール記者発表 5月24日都内で中村紘子審査員長、海老澤敏運営委員長、北脇保之浜松市長(実行委員長)臨席で、第6回コンクールの 記者発表が行われました。
 応募総数は268人(39カ国1地域)、このうち80人(25カ国1地域)が書類選考(4月24日)により、出場資格を獲得。
惜しくも書類選考にもれた応募者は残る出場枠を求めてオーディション(モスクワ、ウィーン、ローマ、パリ、ニューヨーク、 浜松)に挑みます。このオーディションによって、約20名を選出する予定となっており、出場者の最終決定は8月31日になる模様です。
 今回のコンクールでは、新たな企画が幾つか用意されており、コンクールの盛り上がりがさらに期待できます。今回はモーツァルトイヤーに相応しく「モーツァルト賞」が設けられました。これは第3次予選課題曲となるモーツァルトの曲の最優秀演奏者に授与されます。また、関連イベントとして海老澤敏運営委員長監修による『モーツァルトレクチャーコンサート』も開催されるほか、国内コンクール初のインターネット中継で、コンクールの模様がストリーミング配信されます。また、中村紘子審査委員長や第4回入賞者上原彩子による開催記念公演や、第5回最高位アレクサンダー・コブリンとラファウ・ブレハッチのオープニングリサイタルも開催されるといった充実した内容をお届けします。

 記者発表では、中村紘子審査委員長、海老澤敏運営委員長、北脇保之浜松市長がそれぞれコンクールにかける熱い想いを語りました。


北脇保之世界の音楽文化の発展に寄与

浜松市長 北脇保之 (第6回実行委員長)

 主催者として一言、ピアノコンクールにかける想いをお話しいたします。
 私たちは浜松市を「楽器製造のまち」から「音楽文化のまち」に発展させるべく、音楽のまちづくりに取り組んでおり、その大きな事業の一つがこのピアノコンクールです。コンクールを通して地域経済と文化が一体となった都市づくりの推進を目指し、世界の音楽文化の発展に寄与していきたいと考えています。そしてコンクールにいらしていただく皆様には、浜松で豊かな音楽文化を享受していただきたいのです。今回第6回を迎え、皆様方のお力で、浜松国際ピアノコンクールは回を重ねるごとに発展してまいりました。多くの参加者が予選段階から“ハママツ”を目指しており、参加者のレベルも高くなってきています。
 そのような中、第6回に向けて、さらに世界に向けて浜松国際ピアノコンクールを発信していきたい、そしてそこから大きな評価を得られるように努めていきたいと考えています。
 今年は新たにピアノコンクールのツアーを充実させていこうという企画もあります。日本から欧州のコンクールを見学に行くのと同じように、海外から浜松に来ていただけるよう期待しています。



中村紘子よい聴き手に出会えるコンクールに

審査委員長 中村紘子

 第2回から審査に参加しておりますが、コンクールは早くも6回目、私自身は5回目の審査となりました。今回も世界のさまざまな国から若く、才能のある人たちが集まってきたようで期待しています。
 6月からは書類審査不合格者を対象にしたオーディションが、モスクワを皮切りに世界各地で始まります。前回は、書類審査で落ちたものの、ウィーンのオーディションで合格した出場者ラファウ・ブレハッチが最終的に最高位をとったという例もあります。彼はその後ショパンコンクールで優勝いたしました。今回のオーディションでも、国際的なキャリアがないため書類上はわからないけれど、フレッシュでカリスマ性があって、どこかオーラがあって、舞台へ出てくるやいなや人を惹きつける“演奏者としての魅力を持った人”を見つけられたらと思っています。その点からも、このオーディションはコンクールの要の一つ、皆さんに是非今回もご支援いただきたいのです。
 コンクールに出場する人たちがほしいのは、よい聴き手にめぐりあうこと。その経験が大きく演奏者を育てますし、その機会が得られることがコンクールの魅力になっています。浜松国際ピアノコンクールに出場した人は、入賞後には必ず別のコンクールで1位を受賞していますが、“浜松”が究極のコンクールになるためには世界各地で一流のデビューをさせてあげるという条件が必要です。これは今回のコンクールから、新たに加味していきたいと考えている点です。
 さらに、こうした音楽イベントが単に音楽専門家のお祭りではなく、いろいろな層の方に来市し泊まっていただき、コンクールを「楽しいイベント」や「文化的お祭り」として、観光など浜松市の多彩な面と共に楽しんでいただけるようになれば、と思っております。個人的な希望として、コンクール期間中、時間に余裕があるときに、ツアー参加者が食事会、マスタークラス、レクチャーコンサートなどいろいろなことを楽しめるように企画を考えています。


海老澤敏将来を担うピアニストに期待

運営委員長 海老澤敏

 第6回コンクールがいよいよ11月に行われます。
 すでに準備がはじまっており、先日は書類審査が行われ、回を追って充実してきております。このコンクールは、優れたピアニストがしのぎを削る貴重な機会であります。
前回、中村紘子審査委員長たちと共に審査させていただき、充実しながらも厳しい結果が出まして、若い皆さんが日毎月毎にピアノ芸術の理念に向かって研鑽していることを実感しました。オーディションでモスクワとウィーンに行ってみて、オーラがある子、きらりと光る子にめぐり合うというのは貴重な体験でした。今回も将来を担うピアニストが多く誕生することを祈っております。
 今回審査委員に迎えたロバート・レヴェン氏は現代のモーツァルトと言われる人物で、現代のピアノとフォルテピアノの両方を弾きこなす、ピアノ芸術を知り尽くしていると言ってもいい方です。21世紀のピアノ演奏のあり方を踏まえて優勝者を選んでくれるものと期待しています。レヴェン氏は審査の他に、2次と3次予選の間の11月20日にレクチャーコンサートを予定していますが、彼の見事な話術や浜松市楽器博物館にある1880年のフォルテピアノの演奏で、我々も楽しませてもらいたいと思っています。




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第6回 浜松国際ピアノコンクール Offical Site

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